twitterの私のTLで最近目にすることが多い、グローバル人材やら社畜やらノマドやら大卒者のキャリアについて自分の考えをまとめておく。
まず刺激を受けた以下の記事やブログに感謝。
- 経産省「産学人材育成パートナーシップ グローバル人材育成委員会報告書」
http://www.meti.go.jp/press/20100423007/20100423007-2.pdf- 大石哲之(@tyk97)さんのブログ「アジア+ノマド」
http://tyk97.blogspot.com/search/label/%E3%83%8E%E3%83%9E%E3%83%89- Schumpeter: Angst for the educated | The Economist http://www.economist.com/node/21528226
[日本語訳]高学歴者の苦悩:大学は出たけれど・・・ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/21599- 東大卒のプータローが嗜む極楽生活
年収100万円で「好きなことしかしない」は贅沢か?
http://moneyzine.jp/article/detail/198943- 内藤忍(@shinoby7110)さんのブログ:ホワイトカラーの仕事が機械化される時代がやってくる
http://www.shinoby.net/2011/09/post-2482.html- 内藤忍さんも読んでいそうな『コンピュータが仕事を奪う』
- 米国を待ち受ける「時給14ドル」の日常 (NY特急便) :日本経済新聞
http://s.nikkei.com/ph9TSZ- How Useful is a College Degree These Days? | Brazen Life
http://blog.brazencareerist.com/2011/09/14/how-useful-is-a-college-degree-these-days/
[日本語訳]大学にいく意味は?
http://econ101.jp/456
近年、新卒採用が即戦力採用にシフトしているとよく言われる。ここでいう「即戦力」とはどのようなことなのか?業界知識や業務内容に詳しいことを企業は求めているのか?簿記などの実務資格を求めているのか?プログラマーなどの技能職であればそうであろうが、日本型大企業にみられるメンバーシップ雇用での総合職での即戦力採用とはどのようなことなのか?
経団連(正式名称 社団法人日本経済団体連合会)が毎年出している「新卒採用ににするアンケート調査結果」(http://www.keidanren.or.jp/japanese/policy/2010/030.html)に『「選考時に重視する要素」の上位の推移』というグラフが出ている。「コミュニケーション能力」が大きく上昇し、次に「主体性」が上昇しているのがわかる。(コミュニケーション能力という得体の知れない能力のブーム(神話?)はまだ続き伸びている。2001年時点ではコミュ力は他と変わらないレベルの要素であった。)
会津大学と富山県立大学。どちらも設立されてからまだ20年程の歴史である地方の公立大学で、会津大学はコンピュータ理工学部のみ、富山県立大学は工学部のみ単科大学だ。どちらも就職率が高く評判になっているが、下記ソースを読む限り、キャリア教育への取組みは対照的なようだ。
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先日のポスト: 公開シンポジウム: 大学教育と職業との接続を考える──第1回「大学生の就職をめぐる諸問題と当面の打開策」 で紹介した、次の「クォーターバック問題」の記事についてメモ(はい、紹介したときは全部は読んでいませんでした orz)。
興味深かった点を以下に抜粋/意訳/メモ;
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企業の人材育成の世界で注目されている気鋭の教育学者 中原 淳氏の初の単著「職場学習論―仕事の学びを科学する」を読了。
以前、中原 淳・金井 壽宏 共著「リフレクティブ・マネージャー 一流はつねに内省する」を読んだ際の読書メモでは僭越ながら次のように書いていた。
中原 淳・金井 壽宏 共著「リフレクティブ・マネージャー 一流はつねに内省する」
「働く大人の学び」という分野自体が、学問として始まったばかりのためか、興味深い研究の蓄積が少なく、科学的な検証乏しい様々な理論がゴロゴロと散らばっているような印象でした。一般人が学問を学ぶ最大の理由は、体系だった理論・知識の吸収だと思うのですが、その「体系だった」ものが見当たらない分野のようです。しかし、その未開の分野に切り込む著者中原さん・金井さんという研究者の切りこんで行く姿勢と行動力の方に感心し、今後は学問としておもしろくなってくるかもという期待を持ちました。
<中略>
科学としては定量的研究がとにかく少ないという印象ですので、地道な定量的研究による理論検証・構築を積み上げていただくことが一番の期待です。
「職場学習論―仕事の学びを科学する」は見事にこの期待に応えていただけた。
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公開シンポジウム: 大学教育と職業との接続を考える──第1回「大学生の就職をめぐる諸問題と当面の打開策」を拝聴してきた。
近年の大学生の就職・採用をめぐって、①早期化や長期化、プロセスの煩雑化など、就職・採用活動の在り方自体に由来する困難の増大と、②景気の悪化によって就職先を見つけられないまま卒業する学生や、「就職留年」を選択する学生の増加 という2つの問題が深刻化しています。
また、これら2つの問題は、既卒の未就業者に対する不利な取扱いという採用慣行によって、互いに結びついていることも広く認識されるようになってきました。
かつてのバブル崩壊以前の日本社会においては、長期にわたる経済成長と、相対的に低い大学進学率の下で、恒常的な人手不足状況が存在しており、そこでは、現在よりもずっと短期の就職・採用活動を通じて、卒業と同時に殆どの学生が就職することが可能でした。
しかし、既にこうした状況が大きく変化して久しい現在、大学教育と職業との接続に関わるシステム全体を根本的に問い直すことが必要となっています。
シンポジウムの第1回目では、大学・企業・政府、そして学生を含むステークホルダーの間で、現在の問題状況に対する認識の共有を図るとともに、当面取るべき具体的な対策を提案することを目指します。
大概の話は既読の本に書いてある事項であったが、普段、就職問題について発言しない出井氏と勝間氏の意見が新鮮味があった。同時に、このような意見がフレッシュに感じられてしまうのは、自分の最近のインプットが教育界に少し偏っているからだろうと反省。
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(タイトルに「回答」と入っていて,専門家以外の方には何のことやらという感があるかと思うが,)「大学教育の分野別質保証の在り方に関する審議について」と題する依頼を,文部科学省が日本学術会議(学者の権威的組織)に出していて,それについての「回答」が8月17日に公表されたということだ.
回答「大学教育の分野別質保証の在り方について」
日本学術会議会則第2条に基づき表出する政府及び関係機関への回答として、大学教育の分野別質保証の在り方検討委員会において審議の上、第100回幹事会において、その発表を了承されましたので、回答を公表します。
本文はこちら→大学教育の分野別質保証の在り方について
テレビ・新聞では以下のように報道されたもよう.
<毎日新聞>大学生就職:卒業後も3年間は「新卒」に 日本学術会議が提言
<日本経済新聞>大卒後3年間は新卒扱いを 日本学術会議が提言
<NHK>学術会議 大学生採用見直しを
見出しを見ていただければお分かりのように,どの報道機関も,「卒業後も3年間は新卒扱いにするように企業に求めた」という点をメインに報道している.報告書が分厚くて読むのが大変&キャッチーに伝えにくいというのもあるが,
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大学生向けのカリキュラムを考えたりしなければいけなくなったので,ボストンコンサルティンググループの先輩(お会いしたことありません)で,アクセンチュアの人材育成を立ち上げた三谷 宏治さんの本を読んでみることにした.何点か著作を出されているが,この本『正しく決める力―「大事なコト」から考え、話し、実行する一番シンプルな方法』がコアな部分をまとめている本らしいので,こちらをポチして拝読.
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主体性を養成するプログラムを考えるヒントのために読んでみた.
この分野では定評ある著書のようであるが,私は以下の印象をもってしまい,物足りなかった.
- 「アカウンタビリティ」という言葉を使っているが,数年前に流行った「エンゲージメント」等のバズワードの焼き直しにみえる
- 書いてあることに異論は特にないが,突き詰めるとprincipal-agent問題を気合いで乗り越えようという根性論にみえる
人材育成についてのざっくりとした全体像を掴みたく、中原 淳・金井 壽宏 共著「リフレクティブ・マネージャー 一流はつねに内省する」に続いて、酒井 穰著『「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト』を読んでみました。人材育成の全体的に経営的に新書で把握できてしまう良書でした。数千円するハードカバーの本より遥かに「身入り」が大きいでしょう。

